結婚前の超一大イベントといえば、そう、結婚のご挨拶! そんな結婚の挨拶には、やっぱり「ある程度の決まり」があります。 また、避けたほうがよい言い回しも。 ここでは、結婚挨拶の言葉に決まり(ルール)はあるの?というテーマで、知っておくと安心して結婚挨拶に臨めるフレーズやNGワードをご紹介します。
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シーン別に、結婚の挨拶をするときのフレーズをご紹介します。
結婚のご挨拶のときだけしっかり言えればOKというわけではありません。 結婚挨拶は玄関先から始まります。 まずは身だしなみを整え、スマートフォンはマナーモードにして、コートを脱いで玄関先でご挨拶を。 そして、こんな挨拶から入ってみると良いでしょう。
・初めまして。〇〇と申します。
・先日ご挨拶させていただいた〇〇です。
・本日はお忙しい中、お時間を作っていただきありがとうございます。
・本日は結婚のご挨拶にうかがいました。
・本日はこのような時間を設けていただいて非常に感謝しております。
・本日はどうぞよろしくお願い致します。
※ちなみに「お上がりください」と案内を受けてから、上がるようにしましょう。(勝手に家に上がるのはマナー違反!) また、手土産は玄関先では渡さず、この後ご紹介するタイミングでお渡しを。
部屋に通されたら、「失礼します」と一言添え、全員が席についたら改めて挨拶をしましょう。 着席する前に手土産を渡し、座る席は入り口から近い席を選ぶのがマナー。上座を勧められた場合は「ご挨拶に伺ったので、こちらの席で結構です」と伝えると印象アップのチャンス!
このタイミングでの、ご挨拶の例は以下のとおりです。
・改めまして〇〇と申します。
・□□さんとはお付き合いさせて頂いております。
・□□さんとお付き合いさせていただいておりまして、いつもお世話になっております。
・本日はお時間を割いていただき、感謝しております。
・こちら△△です。□□さんから△△がお好きだと伺ったので
・お口に合うと嬉しいのですが
・お口に合うといいのですが なお、手土産では「つまらないものですが」とは言いません。
いよいよ結婚のご挨拶。 でも、いきなり結婚挨拶の本題に入ると重苦しい空気になってしまう可能性も…。 そんな時はまず世間話をしたり、穏やかな空気を作るように心がけて。でもネガティブな話題やデリケートな話題は絶対に避けて。
自己紹介などが終わり、いよいよ結婚の挨拶の本番ではこのような言い回しがあります。 (※男性からパートナーの両親へ挨拶する場合の文例です)
・本日はお忙しいなかお時間を作ってくださり本当にありがとうございます。
・先日〇〇さんにプロポーズをして、承諾をいただき、ご報告に参りました。
・〇〇さんのお父様、お母様ににお願いがあり参りました。
・〇〇さんとは(期間)の間、真剣にお付き合いをさせていただいております。
・〇〇さんとの結婚のお許しをいただきたいです。
・〇〇さんとの結婚をご承諾いただけないでしょうか。
・〇〇さんに「この人にして良かったなぁ」と思ってもらえるような人間になれるようにがんばります。
・良いときも悪いときも、色々あると思いますが二人で一緒に人生を歩んでいきたいと思っております。
「結婚の挨拶は男性が緊張するもの」というイメージがありますが、女性側もパートナーの両親に挨拶に行く時には緊張してしまいます。 そこで、女性からパートナーの両親へ結婚の挨拶をする場合の文例もご紹介します。
・〇〇さんとは真剣にお付き合いをさせていただいております。
・〇〇さんの~~というところがとても好きです。
・私に至らないところもありますが、〇〇さんと温かな家庭を築きたいと思っております
・今後も〇〇さんと一緒の人生を歩みたく、結婚のお許しをいただけないでしょうか。
・〇〇さんのお父様、お母様とも末永くお付き合いをさせていただきたいです。
・本日お会いして、心からそう願っております。
・なにとぞ、よろしくお願いいたします。
無事に結婚の挨拶が終わり、お暇するときも適切なフレーズがあります。 こんなフレーズを参考にしてみては。
・この度はお忙しいところお時間を作っていただきありがとうございました。
・また結婚を受け入れてくださりありがとうございます。
・〇〇さんの幼い頃の話などまだまだ聞き足りないので、また今度聞かせていただけると嬉しいです。
・顔合わせの日程などまた連絡させていただきます。
・今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・それでは失礼いたします。
結婚の挨拶が終わり、帰宅した後や翌日に電話で改めてお礼をしましょう。
・こんにちは、〇〇です。
・先日はお時間を作っていただきありがとうございました。
・先日は長い間お邪魔いたしました。楽しくてつい時間を忘れてしまいました。
・本日はご挨拶に伺った際のお礼を改めてと思いまして。
・至らない点が多々あったかと思うのですが、暖かく迎えてくださり大変嬉しかったです。
・今後は私も精進していきますので、見守っていただけると嬉しいです。
・お電話でのご挨拶となり失礼いたしました。
・またお会いできるのを楽しみにしております。
・それでは失礼します。
・寒い日も続きますから、ご自愛ください
結婚のご挨拶では、どうしても避けておきたいNGなものがあります。
以下のようなご挨拶は関係性にも影響するので、可能な限り避けておきたいところです。
緊張していると普段の言葉遣いが出てしまうこともあり、注意しておかないとついつい普段の言葉遣いになってしまうことも! 結婚挨拶時に敬語が使えないと、相手の両親にしっかりしていないイメージやマイナスな印象を与えてしまいがちです。 そのため、結婚挨拶ではきれいな言葉遣いを心がけましょう。 結婚の挨拶では子どもの将来をその相手に本当に託しても良いのか、相手のご両親がそれをジャッジする場でもあります。 もちろん見た目の清潔さも重要ではありますが、話し方の印象を大きく左右する敬語が使えるかどうかはものすごく重要なポイントです。 正しい敬語を使えれば誠実で真面目な印象を与えることができますので、結婚の挨拶の日までに綺麗な敬語をマスターしておきましょう。
「結婚を決めました」というご挨拶だと、ご両親を無視して話を進めている印象を持たれてしまう可能性も。 結婚挨拶の場合には「結婚させてもらいたい」という気持ちを伝えることが大切です。 こうすることで、やはり穏やかな気持ちで受け入れてくれる可能性が高まりますよ。 事後報告ではなく「了承を得にきました」というスタイルで挨拶に行くと、どちらの両親からも好感を持ってもらえるようになり今後の関係性も良くなることが多いはず!
絶対に避けましょう! まず、相手のことは普段からどう呼んでいるかに関わらず「ちゃん・くん」付けではなく「〇〇さん」としましょう。 あまりかしこまらずフレンドリーな挨拶も良いですが、ちゃん呼びだとやはりどこか子供っぽい印象を与えます。 「○○さん」の方が相手を尊重して大切に思っている感じが伝わります。 さらに相手のご両親を前に初対面で「ちゃん呼び」をすると、この人大丈夫かなと不安にさせてしまう可能性も。 なお、ある程度の関係性が出来てご両家ともに慣れてきたら、お相手の家族の前でパートナーを「ちゃん呼び」するのも一般的にはOKです。 さらに「ください」は絶対に避けましょう。正しくは「結婚させてください」です。 「ください」はモノ扱いされているようだとマイナスイメージですので、避けるほうがいいでしょう。
よくあるNGパターンです! 少なくとも、初対面の場合は「〇〇さんのお父さん(様)、お母さん(様)」としましょう。 すでにお互いのお相手を両家へ紹介済みで、何回も会っていれば話は別ですが…初対面の際は特に「結婚が正式に決まっておらず、入籍もしていない」という状況が多いもの。 そこでいきなりお相手のご両親を「お義父さん・お義母さん」と呼んでしまうと、まだお父さんお母さんと呼ばれる筋合いではない、結婚を認めたわけではない!と、不快感を与えてしまうケースもまだまだあります。
結婚に関連する一大イベント、お相手のご両親への挨拶。 ここでご紹介したのは、あくまでも一例ですが、結婚のご挨拶がスムーズに進めるためのご参考になさってください。